札幌生まれ、NY在住の書家
八戸香太郎 (1977〜) 墨イズム(一)登場です。
ニューヨークから一時帰国ということで、ご地元に帰る前に
画廊に顔を出してくれました。
札幌→京都→ロンドン→NY と年々活動領域を広げ、書道という既成の枠に
とらわれない作品を発表、国内外で様々なプロジェクトを展開しています。
展示作品「trace」は、墨とアクリルなどを配合させた特殊な混合液を使用した作品です。
「言葉との距離」をテーマに、巨大な言葉・文字から部分を取り出し
読むでも、書くでも、話すでも、聞くでもなく、「言葉を観る」ことで
普段当たり前のように使用し、当たり前のように理解していると
思い込んでいる言葉と自分との関わりを改めて考察させる作品シリーズです。
混合液によって表れた赤と黒の線の中で、墨のうごめきを見ることが出来ます。
ぜひ、実物をご覧頂ければ幸いです。
今回、八戸さんは見事な蹴りを披露していってくれました。
少林寺拳法みたい。
この画像を見て弊廊オーナーの北井は、
「ガードが下がっている...」とつぶやいていました。
..というか、どういう画廊?という感じになってますが、
ちゃんと画廊です!ぜひ安心して作品をご堪能ください。
墨イズム(一)は、3月12日まで。
村越